局所排気とは[基礎編]

日常生活ではあまり聞くことのない言葉、「局所排気」。
局所的に排気する、という意味はなんとなく伝わるかと思いますが、「人体に有害な物質を吸引し、排気する」ためのものです。
局所排気設備の例(ドラフトチャンパー図面)
図1:局所排気設備の例(ドラフトチャンパー図面)
これはあくまで一例ですが、この箱の中で作業をして、粉体やガスなどを極力もらさないようにしつつ、吸引していきます。

実はこれ、とある人気youtuberの動画に映ってます。
今検索したら「エナジードリンク カフェイン」で出てきました。
もちろんこの箱ものだけでは何も意味はありませんが、排気ファンがつながっていて吸引する仕組みになっています。この経路の詳細が図1というわけです。
この設備は主に有害なガス等が出る研究施設などで設置されています。

身近なもので例えるとすれば・・・・・・
溶接作業場での局所排気
図2:溶接作業場での局所排気
図2は溶接作業場での局所排気装置一例です。
「発生源」のところで溶接作業をし、そこで発生した粉塵を「制御風速-1」のところで吸引していきます。
この形状であれば見たことがある人はさらに多いのではないでしょうか。

・・・・・セルフガソリンスタンドの掃除コーナーに設置されているようなものとほぼ同じです。
このような設備を総称して「局所排気装置」というわけです。

これらは身近なものとして一例をあげましたが、工場にあるようなものはもっと大きな設備となります。
・車を塗装する設備の排気
・グラインダー
・粉体を扱う作業場での排気
・車の排気ガスが出る作業場  等・・・

こういった設備は全て法律で定められた風速が出るようにしなければなりません。
・取り扱う物質(気体か粉体)
・設備の形状(図1は囲い式、図2は上方外付となり、必要な風速も変わってきます。)

また、何かあった際に労基が来て点検されていないと罰せられることがあるため、定期的(年2回程度)に点検する必要があります。

弊社は名古屋で業務用エアコンや排気設備などをはじめとした空調設備の設計や機器(能力)選定・工事・定期点検・修理メンテナンスを一貫して行っており各実績もありますので空調設備や局所排気設備などに対して皆様が抱えている「わからない」があれば是非一度ご相談ください。

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