気づけばオーバースペック?空調設備の“適正容量”の見直し方

「念のため、大きめの空調を入れておこう」。
そんな理由で導入した設備が、じつは電気代のムダにつながっているかもしれません。空調の力が強すぎると、冷えすぎたり、動きすぎたりして、思った以上にコストがかかるものです。

この記事では、「空調の適正容量って何だろう?」をご紹介します。

そもそも空調設備の「適正容量」ってなに?

空調の「容量」と聞くと、なんだか難しく感じますが、ざっくり言うと「部屋にちょうどいいパワー」のことです。
たとえば、6畳の部屋に体育館用のエアコンを入れたら、すぐ冷えます。でも、それって冷えすぎたり、音がうるさかったり、何よりムダに電気を使ってしまいますよね。逆に、20畳のリビングに小さな家庭用エアコンを1台だけ置いても、なかなか冷えません。
つまり、「ちょうどいい力加減」の空調を選ぶことが、快適さにもお財布にも大事なんです。

なぜ“オーバースペック”になってしまうのか?

一番多いのは、「念のため大きめにしておこう」という安心感からの判断です。
「少し大きい方が余裕があって安心」と考えるのは自然なことです。でも、それが実際の使い方に合っていないと、ムダな電力消費につながってしまいます。
もうひとつの理由は、建物や部屋の使い方が変わったのに、空調はそのままになっているケース。たとえば、昔は30人が使っていた会議室が、今は週に数回しか使われていない。そんなときでも、空調はフル稼働していれば、当然ムダが出てきます。

空調設備の容量を見直すタイミングは?

では、どういうタイミングで見直せばいいのでしょうか。ポイントは次の3つです。
まず、部屋の使い方が変わったとき。作業スペースを減らしたり、利用人数が減ったりしたなら、必要な空調の力も変わるはずです。
次に、電気代が急に高くなったとき。季節の変わり目を除いて、光熱費が不自然に上がっているなら、設備が過剰か劣化しているかもしれません。
そして、設備の更新時期。だいたい10年から15年使ったら買い替えを検討するタイミングです。その際に、昔と今の使い方を比べてみることがとても大切です。

見直しの進め方、現場ではどうする?

「適正容量を見直す」と聞くと難しく感じるかもしれません。でも、やることは意外とシンプルです。
まずは現状を知ることから始めましょう。空調が1日に何時間動いているか、電気の使用量はどれくらいか、室温は適切に保たれているかなど、日々の記録をとってみてください。
次に、今の使い方を整理してみましょう。部屋の広さだけでなく、実際に何人がどんな風に使っているのかを確認します。
最後に、信頼できる業者さんに相談してみるのもおすすめです。無理に高い設備をすすめられる心配があるかもしれませんが、きちんと実績のある会社なら、コストも含めて最適な提案をしてくれます。

適正容量にすると、どんないいことがある?

空調設備の“ちょうどいい”を見つけることは、意外と見落とされがちです。でも、それだけで電気代が下がり、快適さが増し、設備も長持ちするなら、見直さない理由はありませんよね。
「いまの空調、ほんとうにこの大きさで合っているかな?」
そんな問いかけから始めるだけで、ムダなコストとさようならできるかもしれません。ぜひ一度、空調の“ちょうどいい”を見直してみてはいかがでしょうか。

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