家庭用エアコンの新省エネ基準はどんな内容?

家庭用エアコンに省エネ基準があることをご存じですか?
15年ぶりに改正された省エネ基準をご説明いたします。

省エネ基準とは

家庭用エアコンの省エネ基準は、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」(以下「省エネ法」)の中で定められています。
省エネ法は、石油危機を契機に昭和54年に制定された法律です。「内外におけるエネルギーをめぐる経済的社会環境に応じた燃料資源の有効な利用の確保に資するため、工場や輸送、建築物及び機械器具などについてのエネルギーの使用の合理化に関する所要の措置、電気の需要の平準化に関する所要の処置やその他エネルギーの省の合理化等を総合的に進めるために必要な措置を講ずることとし、国民経済の健全な発展寄与すること」を目的としています。

家庭用エアコンの新省エネ基準

資源エネルギー庁に設置されている省エネ基準に関する審議会において、省エネ法に基づく家庭用エアコンの新しい基準エネルギー消費効率の審議を令和元年12月より行っていましたが、令和4年1月13日の審議会を経て令和4年2月8日に「家庭用エアコンディショナーの新たな省エネ基準に関する報告書」を取りまとめました。

家庭用エアコンディショナーの新たな省エネ基準に関する報告書の概要



対象範囲

家庭用エアコンのうち壁掛形や壁掛形以外(天井埋込カセット形、壁埋込形、床置形など)、マルチタイプの形態のもの

目標年度

①壁掛形:2027年度
②壁掛形以外、マルチタイプ:2029年度

区分

ユニット形態や冷房能力、仕様(一般地・寒冷地)の3つの要素を踏まえた10区分を設定しています。

省エネ基準

次期省エネ基準については、現行の省エネ基準と比較して最大で34.7%(壁掛形は4.0kw)の改善を見込みます。

ユニットの形態冷房能力現行の省エネ基準(APF)次期省エネ基準(APF)改善率(%)
壁掛形2.2kW5.86.613.8%
2.5kW5.86.613.8%
2.8kW5.86.613.8%
3.2kW5.86.613.8%
4.0kW4.96.634.7%
4.5kW5.56.518.2%
5.0kW5.56.416.4%
5.6kW5.06.326.0%
6.3kW5.06.122.0%
7.1kW4.55.931.1%
8.0kW4.55.726.7%
9.0kW4.55.522.2%
10.0kW4.55.317.8%

※経済産業省HP参照

まとめ

省エネ基準が改定されることで、地球にも私たち生活にも優しい環境になっていくといいですね。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。
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