エアコンの風向きを上に向けると涼しいのはなぜ？

暑いとき手放せないエアコンですが、風向きを変えたことはありますか？
実は、エアコンの風向きって、部屋の温度に大きく影響するんです。 今回は、エアコンの風向きについてご紹介します。

エアコンの風向きと室温の関係

エアコンの風向きは、部屋の温度を大きく変えます。
冷たい空気は下に、暖かい空気は上に移動するという性質があるので、冷房の時は天井に向けて風を当てると、部屋全体が涼しくなります。

風向きが室温に与える影響

天井方向に冷たい空気をあてると、部屋全体に広がりやすくなります。冷たい空気が天井から降りてくることで自然対流が起こり、部屋全体の空気が循環しやすくなるため、冷房効率が向上します。これにより、部屋全体を均一に冷やすことができ、快適な空間を保つことができます。

壁方向に向かって風をあてると、壁面が冷えすぎて結露が発生する可能性があります。また、冷気が直接体に当たるため、冷えすぎや乾燥を感じて体調を崩す原因となることがあります。

床方向に向かって風をあてると、足元が冷えすぎてしまい、血行が悪くなったり自律神経が乱れたりするなど、冷房病の原因となる可能性があります。特に、長時間同じ場所で過ごしたり体が冷えやすい方は注意が必要です。

冷房効率を上げるための風向き設定

冷房効率を上げるには、以下の風向き設定がおすすめです。

冷房時: 天井方向に風を当てる
暖房時: 床方向に風を当てる

ただし、部屋の形やエアコンの種類によって、最適な風向きは違うので今いる部屋にあった設定をしてみてください。

まとめ

冷房と暖房、どっちの風向きがいいか迷いますよね？そんな時は、空気の性質を思い出してください。冷たい空気は下に、暖かい空気は上にです。

エアコンの風向きを工夫するだけで、快適に過ごせるだけでなく電気代も節約できるかもしれません。ぜひ試してみてください。

弊社は名古屋で業務用エアコンや排気設備などをはじめとした空調設備の設計や機器（能力）選定・工事・定期点検・修理メンテナンスを一貫して行っており各実績もありますので空調設備や局所排気設備などに対して皆様が抱えている「わからない」があれば是非一度ご相談ください。