フロンガスとは？

みなさんこんにちは。

近年、あらゆる場面で自然保護やSDGsの重要さが唱えられていますが、そもそもなぜそんなことが必要になったのでしょうか？
その答えの一つにあるのが急速な地球温暖化です。

では地球温暖化はどのようにして引き起こされているのでしょうか？
それは大気中の温室効果ガスの増加により宇宙に逃げるはずの熱が地表に留まるからです。

そこで今回は地球温暖化に深く関わる温室効果ガスの一種、フロンガスについて簡単にご説明致します！

フロンガスとは炭素と水素、フッ素と炭素で構成される人工的なガスで温室効果ガスの一種です。
1920年代に開発され、不燃性、無毒性、科学的安定性といったその優れた性質から、先進国を中心に冷蔵庫やエアコンの冷媒として急速に使用が拡大しました。しかし1970年代からオゾン層の破壊が問題となり、フロンガスの分解メカニズムである紫外線を吸収し、オゾン層を破壊する塩素を放出するということが問題視され始めました。
そして、「オゾン層の保護のためのウィーン条約」や「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」によって製造や輸入の禁止が決定されました。それから段階的にフロンガス使用製品の製造が縮小されていき、順次環境に影響を与えにくいものへの切り替えが推進されてきました。

その後フロンガスに替わる代替フロンの開発が進み、使用が広まり始めました。
代替フロンは従来使用されていたフロンガスに比べてオゾン層への影響が少ない一方で、温室効果ガスの影響はさほど改良することができないということが判明。そのため、代替フロンについても製造や使用を中止することが必要だという考えが広まり、現在では、フロンガスを使用しない技術や製品が開発されています。

以上がフロンガスについてでした。

フロンガス問題について消費者の私たちができることは、フロンガスを使用した家電製品などを正しく廃棄することです。
専門の業者に回収を依頼したり、定められた方法で引き取ってもらうなどして処分しましょう。

弊社は、業務用エアコンの修理・点検を行っています。急なお困りごとやご相談、ご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。