局所排気とは[法令編]

基礎編、測定編ときて、法令編となります。
設備の状態の良し悪しの判断基準、ということになります。
これはその設備で使用しているものや設備の状況によって様々なものがあり、全ては到底紹介しきれないので一部ということになります。

1.囲い式

囲い式フード図面
図1:囲い式フード図面
基礎編からこの形式について触れていますが、この設備は「囲い式」と呼ばれるものになります。
有機溶剤を使用する際に使われ、手が入る程度に扉を開け、作業します。

この扉を開けている開口部が制御風速となるわけです。有機溶剤の場合、この制御風速が0.4m/sは最低限必要になります。開けすぎると作業性はよくなるかもしれませんが、風速は出ないことが多いです。
閉じたまま作業するのが前提になってくるので、ガラスの掃除も重要ですね。
なお、同じ囲い式でも使用しているのが粉塵になる場合、風速が0.7~1.0m/s必要になります。

2.側方、下方外付け

続いては側方外付けと呼ばれる形式です。
その名の通り、横から有害物質を吸い込む形となります。
下図の赤丸の部分が側方外付けとなります。
側方外付け形式図面
図2:側方外付け形式図面
周囲を囲われていないので、囲い式より多くの風速が必要になります。
有機溶剤であれば0.5m/s、粉塵であれば1.0m/sは必要です。
下方外付けは吸込み口が上に向いている形状となります。
必要な風量は側方と同じです。

3.上方外付け

最後に上方外付けと呼ばれる形式です。
空気より重い物質を上に吸い込むため、より多くの風速が必要になります。
吸引力の変わらない某掃除機がよくヘッドを外してボーリング球を持ち上げていますが、あれのイメージに近いです。(ヘッドをつけている状態だとゴミに対しては囲い式に近い形です)

この形式では有機溶剤であれば1.0m/s、粉塵であれば1.2m/sは必要です。
ただ上にダクトがついているだけでは吸いきれないこともあるため、補助の囲いをつけることもあります。
箱状でなくても板を置くだけでも効果があります。


いずれにしてもその設備で使用する物質が何なのか、どういった法令に抵触するのかといったことをよく調べて基準値を設定する必要があり、これを間違えると全てが台無しです。
こういった点検をしていないと労基が調査に入った際に注意を受けてしまうことがあるので、慎重な報告書作成が求められます。

弊社は名古屋で業務用エアコンや排気設備などをはじめとした空調設備の設計や機器(能力)選定・工事・定期点検・修理メンテナンスを一貫して行っており各実績もありますので空調設備や局所排気設備などに対して皆様が抱えている「わからない」があれば是非一度ご相談ください。

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