なぜ「風邪」が5類感染症に?

みなさんは、「風邪」が2025年4月から「5類感染症」に分類されることをご存じですか?
「5類感染症」って何だろう、と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回は、どうして「風邪」が5類感染症に分類されるようになったのかご紹介します。

5類感染症ってなに?

感染症にはいくつかの種類があり、それぞれの危険度に応じてグループ分けされています。
これを「感染症の分類」と呼びます。

1類感染症
非常に危険性が高く、即座に特別な対応が求められる病気。(例: エボラ出血熱、ペストなど)

2類感染症
人から人への感染が比較的強く、重篤化する恐れがある病気。(例: 結核、SARSなど)

3類感染症
一般的には食品や水を通じて感染し、集団発生の恐れがある病気。(例: コレラ、赤痢など)

4類感染症
動物や昆虫を通して感染するものが多く、広範囲への影響が懸念される病気。(例: 日本脳炎、マラリアなど)

5類感染症
比較的軽い症状で、通常は日常的な予防措置で対策可能な病気。(例: インフルエンザ、風疹など)

5類感染症は、この分類の中でも比較的軽い病気のグループです。インフルエンザも5類感染症に含まれています。ただし、感染の拡大によっては注意が必要な場合もあります。

なぜ風邪が5類になったの?

これまで、風邪(急性上気道炎)は感染症として特に分類されていませんでした。しかし、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、感染症についての仕組みや対応方法が世界中で研究されるようになりました。
その結果、風邪も他の感染症と同じように、ウイルスによって引き起こされる病気であることが改めて確認されています。
厚生労働省の発表によると、急性呼吸器感染症(ARI)は、咳やくしゃみを通じてウイルスや細菌が飛び散り、気道や目の粘膜を介して感染する「飛沫感染」が特徴です。この性質を考え、次のような理由から5類感染症に追加されました。

・急性呼吸器感染症を5類にすることで、広がりやすい呼吸器感染症の流行状況を把握するため。
・もし、未知の呼吸器感染症が発生した場合に、速やかに感染源を探知できるようにするため。

5類になって何が変わるの?

普段の生活に大きな変化はありません。

たとえば、コロナやインフルエンザは発症から5日間は外出を控えることが推奨されていますが、風邪の場合は「就業制限」や「登校制限」の対象ではありません、と厚生労働省も説明しています。

それでも、熱があったり咳がひどかったりする時に無理して学校や職場に行くと、自分も辛いですし、周りに感染させる可能性もありますよね。
体調が悪い時は、無理せずお家でゆっくり休むことを大切にしましょう。

風邪予防はどうすればいいの?

風邪を予防するためには、以下のことに気をつけましょう。

こまめな手洗い
手についたウイルスが口や鼻から入るのを防ぐため、石鹸を使ってしっかり洗いましょう。

うがいをする
口の中にウイルスが入るのを防ぐために、うがいをする習慣をつけましょう。

バランスの良い食事
栄養バランスの良い食事を心がけ、体の免疫力を高めましょう。

十分な睡眠
睡眠不足は免疫力を下げるので、しっかり寝ることも大切です。

部屋の換気
部屋にこもった空気を入れ替えることで、ウイルスの拡散を防ぎます。

まとめ

これから寒い季節が続き、風邪を引きやすい時期になりますが、手洗いやうがいなどの基本的な予防策を取り入れながら、元気に過ごしていきましょう。体調が優れない時は無理をせず、しっかり休むことも大切です。

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