フロンガスは何で禁止になったの?

かつて、エアコンや冷蔵庫などの冷媒として広く使われていたフロンガス。しかし、その優れた性能の裏側には、深刻な環境問題を引き起こすという大きな代償がありました。それが、フロンガス禁止の理由です。

フロンガスとは

フロンガスとは、主にクロロフルオロカーボン(CFC)やハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)などのフッ素化合物と炭素化合物からなる有機化合物の総称です。

1920年代に冷媒として開発されて以降、その優れた性能からエアコンや冷蔵庫、冷凍庫などの冷蔵・冷凍機器に広く使用されてきました。
しかし、1970年代後半以降、フロンガスがオゾン層を破壊し地球温暖化を引き起こすことが明らかになり段階的に使用が禁止されることになりました。

フロンガスがもたらす環境問題

フロンガスがもたらす環境問題は大きく2つあります。

オゾン層破壊

オゾン層は、地球を取り巻く大気圏の成層圏に存在するオゾン(O3)の層で、太陽からの有害な紫外線を吸収する役割を果たしています。

フロンガスが大気中に放出されると、紫外線によって分解され塩素原子を発生させます。この塩素原子がオゾン層のオゾン分子と反応し、オゾンを分解してしまいます。

地球温暖化

フロンガスは、二酸化炭素よりも温室効果が非常に高いため、地球温暖化の原因の一つとして大きな問題となっています。
フロンガスが温室効果ガスな理由として、以下の2つが挙げられます。

赤外線吸収

フロンガスは、地表から放出された赤外線を吸収し大気中に閉じ込めてしまいます。

化学反応

フロンガスは、大気中の他の物質と化学反応を起こし、間接的に温室効果を増加させることがあります。

フロンガス禁止の歴史

フロンガスの環境問題が深刻化するにつれて、国際的な規制が強化されてきました。

1987年:モントリオール議定書

オゾン層破壊問題への対策として、モントリオール議定書が採択されました。この議定書では、CFCなどのオゾン層破壊物質の使用を段階的に削減していくことが決められました。

2019年:モントリオール議定書改正

オゾン層破壊物質の使用を完全禁止する期限が早められました。

フロンガス禁止後の代替品

フロンガス禁止を受けて、様々な代替品が開発されています。代表的なものは以下の3つです。

HFCs(ハイドロフルオロカーボン)

オゾン層破壊物質ではないため、モントリオール議定書では規制対象外でしたが、温室効果ガスであるため、京都議定書で規制対象となりました。近年は、温室効果が低いHFCsも開発されています。

PFCs(パーフルオロカーボン)

オゾン層破壊物質でも温室効果ガスでもありませんが、近年、温室効果が非常に高いPFCsが新たな環境問題として注目されています。

天然冷媒

アンモニアや二酸化炭素などの天然由来の冷媒です。オゾン層破壊物質や温室効果ガスではないため、環境負荷が低い冷媒として期待されています。

まとめ

フロンガスは、エアコンや冷蔵庫など私たちの身近なところにも使われていますが、オゾン層破壊や地球温暖化などの環境問題を引き起こしてしまいます。
自分にできることを考えて地球環境を守っていきたいですね。

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