冬に暖房ではなく、冷房を付けたらどうなるの?

夏には冷房、冬には暖房。当たり前の話ですよね?

ただ、エアコンの設定温度は冷房と暖房で大きな差はありません。
実際の機器ごとに設定温度に違いはありますが冷房にも設定温度30℃があれば、暖房にも設定温度18℃があります。
つまり、設定温度の最低温度と最高温度は冷房・暖房に違いが無いのです。
では今回の標題でもある冬に暖房ではなく、冷房(設定温度:30℃)を付けたらどうなるのか。
答えは、送風運転しかできず室温は30℃になりません。エアコンはサボって仕事をしないのです。
不思議なことだと思いませんか?その仕組みを解説していきたいと思います。

まずエアコンは「フロンガス」というガスを媒体にしてそのガスを圧縮機で圧縮して熱交換器で蒸発や凝縮をすることで室内を冷やしたり、暖めたりしています。(エアコンの詳しい仕組みの説明は今回割愛させて頂きます。)
その際、冷房と暖房はサイクルを逆にすることで切り替えを行ってます。
こんな経験はないですか?暑い夏場、冷房運転中の室外機の前を通ると熱風が出ていてその周辺がすごく暑くなっていた。
運転サイクルが逆とは簡単に言うと、この冷房運転中の熱風が吹く室外機の働きが暖房運転中の室内機の働きとなるわけです。
しかし、大きな違いがあります。
冷房設定ではあくまで部屋を冷やすことを目的とし、反対に暖房設定は部屋を暖めることを目的としていて、エアコンは室温と設定温度から仕事量を計算して運転しているということです。もっとわかりやすく言えば、冷房運転では設定温度より室温が低ければエアコンはサボるということです。逆も然りです。
つまり、冷房運転時の設定温度とは、設定温度になるように部屋を“冷やす”ことが目的としている為、冬の寒い部屋はいくら設定温度を30℃にしても室温が30度を下回っている為サイクルは働かず送風運転になる。これが今回の結論の解説でした。

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