全館空調とは何?導入するメリットとデメリット

全館空調ってよく聞くけどどんな空調なのか知らない人もいいのではないでしょうか。
今回は、全館空調とは何かと導入するメリット、デメリットをご紹介します。

全館空調とは

全館空調とは、すべての居室や廊下などの建物全体を冷暖房し、24時間換気を行うシステムのことです。

ホテルでロビーや廊下を歩いても部屋にいる時みたいに快適に感じるのは全館空調を採用しているからです。

全館空調のシステムが分かったところでメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

全館空調には様々なメリットがあります。

どこに居ても快適

全館空調は部屋ごとの空調ではなく、家全体の空気を調整しているためどこに居ても快適に過ごすことができます。
廊下に出たら「暑い」「寒い」という事態がなくなります。

部屋の空気がきれい

全館空調は24時間換気をするシステムがついていることも少なくありません。家の中の汚れた空気を排出することで部屋の空気をきれいに保つことができます。

また、花粉やPM2.5などの有害物質などを除去することもできるタイプもあります。

見た目がすっきり

エアコンの場合、大きいので目に嫌でも付きます。しかし、全館空調の場合は室内がすっきりしインテリアの自由も広がります。また、エアコンは室外機が台数分必要になりますが全館空調はエアコンほど何台も室外機を必要としないため外観もすっきりとすることができます。

デメリット

魅力が多い全館空調ですがデメリットもあります。

家の気密性・断熱性が必要

全館空調を導入するには家が高気密で高断熱であることが大前提となります。
気密性や断熱性の低い家に全館空調を導入してしまうと電気代が固くなってしまいます。ですので、気密性と断熱性が低い家の場合、全館空調はおすすめできません。

リフォームで全館空調を導入したいと考える時は家の気密性と断熱性を考えましょう。

部屋ごとの温度設定ができない

全館空調だと家ごとで温度や風量を調整しているため部屋ごとの設定に向いていません。メーカーによっては、個別に設定することができます。

家族間で心地いいと感じる温度が極端に違う時は注意が必要かもしれません。

急に温度を変えられない

エアコンは、すぐに部屋を涼しくしたり暖かくすることができますが全館空調は常時運転させておく必要があります。
急に温度を変更すことは全館空調ではできませんが、いつでも快適な温度に保たれているので起床時や帰宅時に快適な温度になるまで待つという時間が無くなります。

故障時、停電時の備えが大切

複数台エアコンが設置されている場合は、壊れているエアコンを修理や交換しその間は別の部屋で過ごせばいいですが、全館空調の場合は空調機械が故障してしまうと家全体の冷暖房が機能しなくなってしまいます。

故障や停電が起こっても大丈夫なように変わりになるようなものを考えておく必要があります。

まとめ

全館空調はメリットが多い分導入する方が多くいるかもしれません。ですが、デメリットも考えもしもの備えをしておきましょう。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。
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