半導体不足がエアコンに与える影響

そもそも半導体って?

言葉自体は耳にする機会は多いかと思いますが、「じゃあ何?」と聞かれるとわからない人が多いのではないでしょうか。
導体(鉄、銅等)と絶縁体(木、ゴム等)の中間の性質を持つ物質とされており、シリコンなどが代表格です。

どんなものに使われている?

電子機器の頭脳となる基板に使われており、はっきり言って現代社会は半導体がなければ維持できません。(個人的にはゲームボーイブロスのクリアカラーが初めて見た半導体でした)
ゲームやスマホ、パソコンはもちろん、エアコンにも使われています。

シンプルな事情としては、以下のようなものがあります。

・コロナ禍による需要増加
→コロナ禍の影響でテレワークが注目され、カメラ、通信端末、マイク等の電子機器の需要が増えたことにより、供給が追い付いていない状況です。
・コロナ禍による出荷速度の低下
→世界の電子機器は90%が中国の港を通過しており、その港が閉鎖されたことや人員への感染による労働力の低下が発生しました。

欲しい人が急激に増えたにも関わらず、それに生産や出荷が追い付いていないというのが現状です。

エアコンにどう影響する?

ここまででわかるかと思いますが、この半導体不足がエアコンにどんな影響を与えるのか?
まずは納期遅れです。いくらお金があっても物がなければどうしようもありません。
春や秋はエアコンの使用時間が短くなり、必要に迫られる場面も少ないですが、夏や冬になっていざ必要になってから動き出しても納入が遅くなり、数か月後、というのも十分に考えられます。

いつまで続くの?

上記のことを踏まえるとコロナ禍が終息すれば半導体不足もおさまるように考えてしまいがちですが、そんなことはほぼないと言われています。
多少供給が追い付いてきても、需要が今ほど高まっていればコロナ禍とは関係なく不足していること自体には変わりありません。ただ、供給を追い付かせるために色々な対策がとられていけばいつかは逆転し、経済が上向きになるとも言われています。
早くそうなることを願うばかりです。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。
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