フロン類とは
フロン類は、フルオロカーボン(フッ素と炭素の化合物)の総称です。クロロフルオロカーボン(CFC)とハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)をフロン排出抑制法では、フロン類と呼んでいます。フロン類は、化学的に安定した性質で扱いやすく、人体への毒性が小さいのでエアコンや冷蔵庫などの冷媒用途をはじめ、断熱材などの発砲用途や半導体や精密機器の洗浄剤、エアゾールなどいろいろな用途に活用していました。
しかし、オゾン層破壊や地球温暖化などの地球環境への影響が大きいため影響が少ないフロン類やほかの物質への代替が進められています。
地球環境に影響が大きいフロン類
地球環境に影響が大きいフロン類を順番にご紹介します。特定フロン
特定フロンには、クロロフルオロカーボン(CFC)とハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)があります。特定フロンは、オゾン層破壊と温室効果が大きいフロンです。
代替フロン
代替フロンには、ハイドロフルオロカーボン(HFC)があります。代替フロンは、オゾン層を破壊しませんが二酸化炭素の100倍~10000倍以上の温室効果があります。
冷媒転換
冷媒転換は、ノンフロンです。オゾン層破壊効果もなく温室効果も小さいフロンです。フロン排出抑制法とは
業務用冷凍空調機に冷媒として使用するフロン類の回収・破壊とフロン類の製造から破棄までのライフサイクル全体にわたる対策がとれるように、平成27年4月1日に「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)」が施行しました。旧法の「特定製品に係るフロン類の回収および破壊の実施の確保等に関する法律(フロン回収・破壊法)」からの大きな変更点として業務用冷凍空調機器の管理者(所有者等)における危機の適正管理が義務化しました。
また、令和元年6月に行った改正は令和2年4月1日に施行され廃棄物・リサイクル業者へのフロン回収済み証明交付の義務など機器廃棄時のフロン類の回収が確実に行われる仕組みになりました。
まとめ
フロン排出抑制法を破ると処罰があります。必ず、定期点検を行いましょう。弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。また、フロン類の回収も行っています。
エアコンの調子が悪い、移設をしたい、フロン類を回収したいなどお気軽にお問い合わせください。