安心して使い続けるために知っておきたいファンコイルユニットのお手入れ

空調って、意識しないと気づかないものかもしれません。でも、暑い日も寒い日も部屋の中がちょうどいい温度になっているのは、ちゃんと機械が働いてくれているからです。
たとえば、ビルや病院、学校などで使われている「ファンコイルユニット」という設備。
名前を聞いてピンとこない人も多いと思いますが、実は空気をいい感じに調整するためにとても大切な役目をしています。

でも、そんなユニットも手入れを怠るとだんだんと調子が悪くなってしまいます。
今回は、ファンコイルユニットについてご紹介します。

ファンコイルユニットってなに?

ファンコイルユニットは、空気を温めたり冷やしたりするための装置です。「ファン」は風を送る部分、「コイル」は温度を調整する部分でこの2つが合わさっています。
このユニットには、水が流れる管がつながっていてそこに流れる冷たい水や温かい水で空気の温度を変えています。

こうした装置は、天井の中や壁の中に取りつけられていることが多く、ふだん目にすることはあまりありません。

どうして掃除が必要なの?

ファンコイルユニットは、部屋の空気を吸い込んでそれをまた部屋に送り返しています。その過程でホコリやゴミ、小さなチリまで吸い込んでしまうことがあります。
たとえば、エアコンのフィルターにホコリがたまるように、ファンコイルユニットにも汚れがたまっていきます。すると、風の通りが悪くなってしまったり、変なにおいが出たりすることがあります。
だいたい月に1回くらい、簡単なチェックや掃除をするだけでも、ずいぶん違ってきます。場所によっては、もっと早めに掃除したほうがいい場合もあるので、使われている環境を見ながら判断していくのがいいです。

お手入れって、どれくらい大事?

掃除をしていないと、せっかくのユニットがうまく動かなくなります。たとえば、風の量が少なくなったり、電気をたくさん使うようになったりします。これでは、使っている意味がありません。
また、湿った場所にホコリがたまるとカビが出てくることもあります。それが風にのって室内に広がることを考えると、ちょっと心配になりますね。人の出入りが多い場所では、なおさら清潔に保ちたいです。

フィルターの掃除なら、そこまで難しくはありません。電源を切ってから取り外して、掃除機でホコリを吸い取ったり、水洗いをしたりするだけでも効果があります。ただ、奥のほうの部品までは、なかなか自分では手が届きません。
そういうときは、専門の業者に頼んで、中までしっかりきれいにしてもらうと安心です。春や秋など、空調の使用が少ない時期に点検してもらうのがおすすめです。

放っておくと、どんなことが起きるの?

掃除をしないまま使い続けると、空調の効きが悪くなったり、においが出てきたりします。実際に、風がほとんど出なくなって、調べてみたら内部にホコリがぎっしり詰まっていた、という話もあります。
さらに、機械ががんばって動こうとすることで余計な電気を使ってしまうことも・・・。

つまり、電気代が高くなってしまうんです。そして最悪の場合は、故障して修理や交換が必要になるかもしれません。

まとめ

ファンコイルユニットは、あまり目立つ存在ではありません。でも、毎日を気持ちよくすごすためには欠かせない、大切な空調の一部です。
少しの汚れが大きなトラブルにつながることもあります。だからこそ、ふだんからこまめに点検したり、季節の変わり目にしっかり掃除をしたりして、安心できる空気を保ちましょう。

「見えないから大丈夫」ではなく、「見えないからこそ大事にする」。そんな気持ちで、ユニットの手入れを考えてみてはいかがでしょうか。

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