「まだ動くから大丈夫」が危ない!予防保全で守る現場の安全

ある日突然、空調が止まったり、機械が動かなくなったりして現場が混乱…。

そんな経験、一度はあるのではないでしょうか。とくに夏場や繁忙期に起きると、本当に困りますよね。設備の不具合は、作業を止めてしまうだけでなく、時には安全面にも影響を与えることがあります。
こうしたトラブルを未然に防ぐために欠かせないのが「予防保全」です。
少し耳慣れない言葉かもしれませんが、要は「止まる前に気づいて対応する」という考え方です。

今回は、予防保全についてご紹介します。

予防保全ってなに?

予防保全は、「まだ動いてるから大丈夫」と安心するのではなく、「今のうちに見ておこう」と一歩先を読む保全の考え方です。
たとえば、車なら定期的にオイルを替えたり、タイヤの空気をチェックしたりしますよね。それと同じで、設備にも“点検やお手入れ”が必要です。動いているように見えても、部品は確実に消耗していますし、ホコリやサビ、温度の変化などで少しずつ調子が悪くなることも多いんです。
トラブルが表に出る前に、早めに気づいて手を打つ。それが予防保全です。

故障が起きると何がこまるの?

設備が止まると、現場も一緒に止まってしまいます。それだけではありません。作業が遅れると、納期にまで影響が出てしまいますし、「またあの現場でトラブルか…」と、周囲からの信頼を失う原因にもなります。
さらに、突然の修理対応には思った以上にコストがかかります。部品の手配、業者の手配、復旧までにかかる時間や人手――すべてが予定外の出費と手間になります。

たとえば、空調が止まったまま暑い倉庫で作業を続けることになれば、熱中症のリスクも出てきます。
「まだ動いてるから大丈夫」と見過ごしてしまうと、あとで大きなツケとなって返ってきます。

予防保全のやり方は?むずかしくないの?

「予防保全って、専門の知識がないと無理なんじゃ?」と思われがちですが、そんなに難しく考える必要はありません。まずは、“日頃のちょっとした気づき”が何より大事です。
たとえば、「いつもより音が大きいな」「ちょっと焦げ臭い?」「なんとなく風が弱い気がする」そんな気づきがトラブルのサインかもしれません。毎日使っている人だからこそわかる変化って、結構あります。
あとは、定期的な点検や掃除をルール化するだけでも効果があります。「月に1回はフィルターを見る」「シーズン前に空調の試運転をする」そんな小さな積み重ねが、大きな事故を防いでくれます。
最近では、IoTを使って機械の状態を自動でチェックできる仕組みも増えてきました。エアコンの使用時間や温度変化をパソコンやスマホで見られれば、「そろそろ点検しておこう」と気づけるタイミングも増えますよね。こういった“データに頼る保全”も、これからは一つの武器になります。

まとめ

予防保全は、いわば「転ばぬ先の杖」です。
設備が止まってから慌てるのではなく、止まらないように日頃から少しずつ気を配る。その積み重ねが、現場の安全と安心につながります。
「大げさな設備投資をしないとできない」と思われるかもしれませんが、実は“気づく目”と“ちょっとした習慣”があれば、今日からでも始められます。
トラブルは、待ってくれません。でも、防ぐことはできます。毎日使っている人だからこそ、できることがあります。

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