グリーン冷媒って何?

エアコンの中にある「冷媒」というガス知っていますか。普段は見ることも触ることもありませんが、エアコンには欠かせない大事な存在なんです。
冷媒の中には地球にやさしい「グリーン冷媒」というのがあります。名前だけ聞くと少しかたい印象がありますが、実は私たちの暮らしにも地球にも関わる、とても大切な冷媒なんです。

グリーン冷媒とは?

グリーン冷媒というのは、ひと言でいえば「地球にやさしい冷媒」です。
昔の冷媒には、空に放たれるとオゾン層を壊してしまうものがありました。さらに、地球を温めてしまう力が強いものもあり、使い続けるにはいろいろな問題がありました。
そこで登場したのがグリーン冷媒です。

今広く使われている R32 という冷媒は、オゾン層を壊す心配がなく、地球を温める力も従来よりずっと小さく作られています。こうした“負担の少ない冷媒”をまとめて、グリーン冷媒と呼んでいます。
ただし、「グリーン冷媒=R32」というわけではありません。ほかにも環境にやさしい冷媒があり、その総称として使われている言葉です。

なぜ今グリーン冷媒が大切なのか?

ここ数年、気温の上昇や大雨など、気候の変化を実感することが増えました。これらの背景には地球温暖化が関係しているといわれています。
エアコンは生活に欠かせない家電ですが、使われる冷媒によっては温暖化を進めてしまう可能性があります。だからこそ、できるだけ環境に負担をかけないグリーン冷媒が注目されているのです。
暮らしの中でできる「ちょっとした優しさ」のひとつが、グリーン冷媒を選ぶことでもあります。

グリーン冷媒エアコンを新しく設置するメリット

グリーン冷媒を使ったエアコンを選ぶと、環境に気を配れるだけでなく、使う人にも嬉しいメリットがあります。
まず、省エネ性能が高い機種が多く、電気代を抑えやすくなります。冷媒の働きが効率的なので、無駄な電力を使わずに部屋を快適にできます。

安全面についても、多くのメーカーが厳しい基準に沿って設計しているため、ふだん通りに使っていれば問題ありません。R32 は完全に燃えない冷媒ではありませんが、正しく扱うことでしっかり安全性が確保されています。

既設エアコンの修理・点検で知っておきたい冷媒のポイント

すでに使っているエアコンでも、冷媒がどんな状態かは重要です。
長年使っていると、配管の劣化などで冷媒が漏れてしまうことがあります。冷媒が足りなくなると冷えが悪くなったり、電気代が上がったりと、良いことがありません。

点検のときに確認してほしいのは、「どの冷媒が使われているか」という点です。古いエアコンは、今では生産が終わっている冷媒(R22 など)が入っていることがあります。この場合、修理部品やガスの入手が難しく、結果的に買い替えが現実的になることもあります。
とはいえ、すべての古いエアコンが「すぐに買い替えるべき」というわけではありません。状態が良ければ、冷媒補充だけでまだまだ使えることもあります。エアコンの年数や故障の程度を見ながら、プロに相談して判断するのがおすすめです。
そして、冷媒の扱いには資格が必要です。無資格の作業は危険なうえ、環境にも悪い影響があります。必ず信頼できる業者に依頼をしてください。

まとめ

グリーン冷媒は、これからの時代に欠かせない「環境にやさしい冷媒」です。
R32 などのグリーン冷媒を使ったエアコンは、省エネで家計にもやさしく、環境にも配慮できる選択です。
また、今お使いのエアコンでも、冷媒の種類や状態を知ることはとても大切です。点検や修理はプロに任せ、安全に長く使えるようにしていきましょう。
冷媒は目に見えませんが、私たちの生活を快適にし、地球の未来にもつながっています。少し意識するだけで、暮らしがよりやさしく、より安心なものになります。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。また、フロン類の回収も行っています。
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