雲に白色と灰色があるのは何で?

空を見上げると、真っ白な綿菓子のような雲や、どんよりとした灰色や黒っぽい雲など、いろんな色の雲を見ることができます。

でも、なぜ雲は白く見えたり、灰色や黒っぽく見えたりするのでしょうか?

雲とは

雲は、大気中に浮遊する水の粒や氷の粒の集まりです。これらの粒子は非常に小さいので、目には見えません。
しかし、太陽光が雲に当たると、光が散乱されて雲が見えるようになります。
雲の種類は、形状や高度、水滴や氷晶の量などによって分類されます。

代表的な雲は、以下のようなものがあります。
巻雲:上空10km~20kmに広がる薄い雲で、白い綿菓子のような形状をしています。

積雲:中空2km~6kmに広がる塊状の雲で、白いふわふわした形状をしています。

積乱雲:地上0~2kmに広がる巨大な雲で、雷雨や突風を伴うことがあります。

雨雲:灰色や黒っぽい雲で、雨が降る可能性があります。

雲が白く見える理由

太陽光の散乱

太陽の光は、空気中の小さな粒子にぶつかってさまざまな方向に飛び散ります。これを「散乱」といい、実はこの散乱によって、空が青く見えます。
太陽光は虹のように様々な色の光が混ざり合っていますが、青い光は他の色よりも散乱されやすい性質を持っています。そのため、空全体に青い光が広がり、空が青く見えます。

一方、雲は水滴や氷の粒でできています。これらの粒子は太陽光をまんべんなく散乱させるので、白く見えます。

水滴の大きさ

雲の種類によって、水滴や氷の粒子の大きさは違います。
例えば、上空にある巻雲や積雲は、粒子が非常に小さいため、真っ白に見えます。逆に、積乱雲や雷雲のような下にある雲は、粒子が大きいため、灰色や黒っぽく見えることがあります。

雲が灰色や黒っぽく見える理由

雲の厚さ

雲が厚いほど、太陽光が通り抜ける量が減少し、灰色や黒っぽく見えます。これは、多くの水滴や氷晶が太陽光を吸収し、散乱される光が減少するからです。
例えば、積乱雲や雷雲は、非常に厚いため、太陽光がほとんど通り抜けず、黒っぽく見えます。

水滴や氷晶の量

雲の中の水滴や氷晶の量が多いほど、雲は灰色や黒っぽく見えます。これは、多くの粒子によって太陽光が吸収され、散乱される光が減少するためです。
雨雲は水滴が多く、灰色や黒っぽく見えます。そのため、どんよりとした雰囲気になります。

太陽光の角度

太陽光の角度によっても、雲の色は変化します。太陽が低い位置にある朝や夕方の雲は、太陽光が長い距離を通過すると、赤い光は散乱されにくい性質を持っているため、青い光がほとんど散乱され、赤い光だけが私たちの目に届くため、赤く見えたり、灰色や黒っぽく見えたりすることがあります。

雲の色と天気の関係

雲の色は、天気を知る手がかりにもなりますので、ぜひ、空を見上げて雲の色を観察してみてください。
雨雲は水滴が多く、灰色や黒っぽく見えて、空を覆うと薄暗くなります。そのため、どんよりとした雰囲気になります。

一方、積乱雲は非常に発達し、内部に強い上昇気流を持っているため、黒っぽく見え、雷雨や突風などの激しい天候をもたらす可能性があります。対照的に、巻雲は上空にある薄い雲で、水滴の粒子が非常に小さいため、真っ白に見え、高気圧の影響を受けていることがわかります。

まとめ

雲の色は、太陽の光や水滴、雲の厚さなどで変わるんですね。雲の色で天気の予想もできるので、出かける前に見てみようと思います。
みなさんも空を見上げて、雲の色に注目してみてはいかがでしょうか?

弊社は名古屋で業務用エアコンや排気設備などをはじめとした空調設備の設計や機器(能力)選定・工事・定期点検・修理メンテナンスを一貫して行っており各実績もありますので空調設備や局所排気設備などに対して皆様が抱えている「わからない」があれば是非一度ご相談ください。

業務用エアコン、工事についてのご相談・お見積りは無料です。

どこに頼んだらいいか分からない空調工事・メンテナンスはお任せください。

お電話でのお問い合わせ

 052-692-3565

9:00~18:00 (土・日・祝日を除く)

メールでのお問い合わせ