業務用エアコンを廃棄するときの注意点

エアコンはどのような部材があるか、普段考えることはありますか?
簡潔にまとめると以下のようになります。

・室外機    機械
・室外機の土台 コンクリートor廃プラ
・室内機    機械
・冷媒管    銅、廃プラ
・ドレン配管  鉄、廃プラ
・電線     電線
・支持材    鉄、廃プラ
・梱包材    木、廃プラ、段ボール

大まかには以上です。
普段の生活で関わるものもあればそうでないものもあると思います。
そしてそれぞれどのように処分するのかと言うと・・・

機械      廃材処分業者(買取)
銅       〃
電線      〃
鉄       〃
廃プラ     産業廃棄物
木       〃
コンクリート  〃
段ボール    各自治体の処分場

廃材処分業者とは、住宅街にたまにある、「鉄、銅、ステンレス等高価買取!」などと掲げているところです。
産業廃棄物については、設置する場所にもよるところはありますが基本的には処分業者に持込か回収依頼をすることになります。
段ボールについては各自治体に投棄コンテナにいれてしまうのが一般的です。

そして本題ですが、それぞれの注意事項を紹介します。
・室外機    ガス回収をおこなったあと持込み
・室外機の土台 そのまま持ち込み可
・室内機    フィルターやグリル等各部材をできるだけ復旧して持込み
・冷媒管    できるだけ保温材と銅管を分別
・ドレン配管  保温材と配管を分別
・電線     そのまま持ち込み可
・支持材    そのまま持ち込み可
・梱包材    種類毎に分別

我々は慣れていることなのですぐに理解できることなのですが、そうでない方々には見慣れないこともあるかと思います。
ガス回収とは、専用のボンベと機械、器具を利用して室外機と冷媒管、室内機の中に充填されている冷媒ガスを除去することです。こういった機械は購入するのも非常に高額で、使い方を誤って漏らしてしまうと最悪の場合法に触れます。業者に依頼するのが一般的です。
そして室内機の「部材をできるだけ復旧して持込」などという記述については、フィルターなどを外した状態でも処分は可能なのですが、不要な廃プラが発生してしまうので取り付けた方がお得、という意味になります。
冷媒管の分別については、保温材がついたままでも処分は可能ですが、銅管だけの持込に比べて買取価格が大幅に下がってしまいます。ただ、分別する量によっては廃プラが増えてしまうので、買取価格を下げてでも手間を省くという方法もあります。

以上がエアコン処分の注意点や方法です。
ただしこれは業務用の場合で、家庭用だと持込先が異なります。
家電量販店に持込(ガス回収不要)し、各店舗ごとの料金を支払えば完了です。

業者、ユーザー、自治体などにより料金等状況が違いますので、一概には言えませんが分別しなければならないのはどれも変わりません。
法に触れないよう正しく分別、処分に環境にも配慮することが大切になります。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。
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