その“におい”、空調機のSOSかも？においトラブルと対策法

なんだか部屋がクサい。でも、どこからか分からない。
もしかして、それ…空調機からの「助けて！」のサインかもしれません。

におい別・これって何のサイン？

空調機から出てくるにおいには、実はいろんな種類があります。それぞれ「ちょっとした注意」で済むものもあれば、「すぐに使用を中止すべき危険なサイン」もあります。

焦げくさいにおい

→ 電気まわりの異常や内部の部品劣化かも。
このにおいがしたら、すぐに空調機の使用をやめてください。火災のリスクがあるので、様子見は絶対にNGです。電気工事業者や設備管理会社に相談しましょう。

カビっぽいにおい

→ フィルターや内部の熱交換器にカビやホコリがたまってるかも。
よくあるパターンです。こもったにおいや生乾きのにおいがする場合は、しばらく掃除していない可能性があります。

ドブっぽいにおい

→ 排水のトラブルやドレン管のつまりが原因かも。
水がたまっていたり、排水がうまくいっていないと、こんなにおいがすることがあります。

ガスのようなにおい

→ 冷媒ガスや燃料ガスの漏れの可能性あり。
とても危険です。即座に空調機を止めて、設備の専門家や管理会社に連絡しましょう。むやみに触らないでください。

よくわからないけど嫌なにおい

→ 複合的な原因（ホコリ、カビ、排水など）でにおいが混じっていることも。
「なんとなくクサい」は無視されがちですが、積もり積もって大きな故障につながることもあるので、放っておかないようにしましょう。

自分でできる対策は？

においが気になるとき、まずは安全を確認してから行動しましょう。
焦げやガスのにおいが少しでもしたら、空調機はすぐに停止して、専門業者に連絡をしてください。

フィルターをお掃除

一番手軽で、効果も大きいのが掃除です。ホコリを掃除機で吸い取って、ぬるま湯で洗えばOKです。乾かしてから取り付けましょう。

排水まわりをチェック

ファンコイルユニットには、結露した水を流すドレン管があります。ここが詰まるとにおいの原因になります。水たまりができていたり、ヌメヌメしていたら、排水がうまくいってない証拠です。

除菌スプレーは慎重に

市販のエアコン用スプレー、便利そうですが注意が必要です。においを奥に押し込んで、逆に悪化することもあるので、「よく分からない場合は使わない」でください。

プロに頼むタイミングは？

以下のようなケースでは、専門の業者に点検や洗浄をお願いした方が安全で確実です。

・においが取れない・むしろ強くなってきた
・ガスっぽい、焦げっぽいにおいがする
・排水トラブルが疑われるけど自分では直せない
・高所や機械内部の掃除が難しい

においだけのうちに対応すれば、大きな修理費用がかかる前に解決できることもあります。

においを防ぐための日常ケア

トラブルを未然に防ぐには、日頃からのちょっとした習慣がカギになります。

・フィルター掃除：月1回が理想（最低でも季節ごとに1回）
・冷房使用後に「送風モード」で乾燥させる（カビの予防に効果大）
・部屋全体の換気をこまめに行う

「くさいな」と思ってから行動するのではなく、**「におわないようにする」**のが大切です。

空調機からのにおいは、「ちょっとしたサイン」から「深刻なトラブルの予兆」まで、さまざまです。
「なんか変だな」と思ったら、まずは落ち着いて原因を探ってみてください。
放っておかず、早めの対応をすることで快適で安全な空間を保つことができます。
においは空調機のSOS。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。また、フロン類の回収も行っています。
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