冷媒ガスの違いってあるの?R22・R410A・R32の特徴

エアコンは、夏の暑い日も冬の寒い日も快適に過ごすためになくてはならない家電です。
その中で活躍しているのが「冷媒ガス」と呼ばれる特別なガスです。でも、冷媒ガスには種類があって、それぞれ性能や環境への影響が違います。
今回は、よく使われる「R22」「R410A」「R32」の3つのガスについて 説明していきます。

冷媒ガスってなに?

冷媒ガスは、エアコンや冷蔵庫の中で空気を冷やしたり暖めたりするためのガスです。部屋の空気を取り込んでガスを通し、熱を運ぶことで快適な温度を作り出します。
簡単にいうと、冷たい空気や暖かい空気を作る「魔法のガス」のようなものです。

パッと分かる!R22・R410A・R32の比較

エアコンでよく使われている冷媒ガスは、「R22」「R410A」「R32」です。
昔はR22が主流でしたが、環境への影響から使われなくなりました。その後R410Aが広まり、最近はR32が新しいエアコンで多く使われています。それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

R22の特徴:なぜ使われなくなったの?

R22は昔からよく使われてきた冷媒ガスで性能も安定していました。しかし、R22にはオゾン層を壊してしまう性質があります。
そのため、国際的なルールで生産や輸入が段階的に制限され、2020年以降は新しいエアコンには使われなくなりました。
今でも古いエアコンにはR22が入っていますが修理用のガスを手に入れるのが難しくなっています。もしR22入りのエアコンが壊れたら、買い替えを検討したほうが安心です。

R410Aの特徴:まだ多いけど将来は?

R410Aは、R22の代わりに登場した冷媒ガスです。オゾン層を壊さないので環境にやさしく、多くのエアコンで使われてきました。
ただし、R410Aは温室効果ガスとしての影響が大きいという問題があります。地球温暖化への影響はCO₂の約2,000倍と言われています。そのため、世界ではR410Aを使わない方向に動いており、将来的にはより環境にやさしい冷媒に切り替わっていく予定です。

R32の特徴:新しいけどちょっと注意

R32は、最近の新しいエアコンで多く使われている冷媒ガスです。R410Aに比べて地球温暖化への影響が少なく、効率も良いため電気代の節約につながることが多いです。
ただし、R32は「燃えやすい性質(可燃性)」があります。正しく扱えば安全ですが、取り扱いには専門知識が必要です。

エアコン買い替えや修理で気をつけること

古いエアコンでR22を使っている場合は、修理よりも買い替えを検討したほうが安心です。修理に必要なガスが手に入りにくく、コストもかかることがあります。
R410Aを使ったエアコンもまだ多いですが、今後は少しずつ減っていく見通しです。新しく買い替えるなら、環境にやさしく効率も良いR32入りの製品を選ぶと安心です。

まとめ

冷媒ガスを安全に使うためには、エアコンの分解やガスの取り扱いを自分で行わないことが大切です。修理や点検は、必ず資格を持った専門業者に依頼しましょう。
また、エアコンを買い替えたり修理したりする際は、どのガスが使われているかを確認し、環境や安全性を意識して選ぶことをおすすめします。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。また、フロン類の回収も行っています。
エアコンの調子が悪い、移設をしたい、フロン類を回収したいなどお気軽にお問い合わせください。

業務用エアコン、工事についてのご相談・お見積りは無料です。

どこに頼んだらいいか分からない空調工事・メンテナンスはお任せください。

お電話でのお問い合わせ

 052-692-3565

9:00~18:00 (土・日・祝日を除く)

メールでのお問い合わせ