夏空に現れる「入道雲」と「夕立」のふしぎ

夏、空を見上げるともくもくと大きな白い雲が顔を出すことがあります。「なんだか山みたいだな」と思うほど立派なあの雲、名前は入道雲です。
しばらくすると、カンカン照りだった空が急に暗くなり、ゴロゴロと雷の音。そしてバケツをひっくり返したような雨が降る……。これが夕立です。
どうしてこんなことが起こるのでしょう?
実は、入道雲と夕立は深い関係があるんです。

入道雲ってどんな雲?

入道雲は、正式には「積乱雲」といいます。特徴は何といってもその大きさ。空の高いところまでグングンのびて、雲のてっぺんは冷たい氷の世界になるほどです。
もこもこしていて、遠くから見るとまるで空に浮かぶお城です。そんな雲ができるときは、空の中で大きな変化が起きているサインなんです。

なぜ夏にできやすいの?

理由はとてもシンプルです。

夏は太陽の力が強いからです。

朝から強い日ざしで地面はカンカンにあたたまり、その熱で空気も温められます。このあたたかい空気は水分をたっぷり含んでいて、軽くなるのでどんどん空にのぼっていきます。
高いところに行くと空気は冷えるので、水分は小さな水のつぶになり、やがて雲になります。これが大きく育つと入道雲になります。夏は地面が特によくあたたまるので、こうした上昇気流が強く、入道雲ができやすいのです。

入道雲と夕立の関係

では、なぜ夕立は夕方に多いのでしょう?
昼間の強い日ざしで地面や空気がしっかり温められます。すると午後になるころ、空気の中で「上に行きたいエネルギー」がたくさんたまって、もくもくと入道雲が成長します。
その成長がピークに達するのが午後から夕方です。だから、この時間に突然の雷雨が起こりやすいんです。

夕立はどうやって起きるの?

大きく育った入道雲の中では、水のつぶや氷のかけらがものすごい速さで動き回っています。上へ持ち上げられたり、下へ引っぱられたり、雲の中は大混乱です。そうして粒はどんどん大きくなり、重くなるとやがて落ちてきます。これが夕立の雨です。
そしてもう一つ。氷や水のつぶ同士がぶつかると電気がたまります。プラスとマイナスに分かれた電気は、たまりすぎると一気に放電して「ピカッ!」。これが雷です。
夕立は短い時間でやむことが多いけれど、降っている間はとても激しいので要注意です。

見たらどうする?夕立のサインと注意点

もし空に大きなもくもく雲を見つけたら、「これはくるかも」と思ってください。特に雲の下が黒っぽく見えたら危険信号です。早めに家や建物の中に入りましょう。
金属の遊具や高い木のそばは雷が落ちやすいので、そこにいるのはとても危ないです。川や水たまりにも近づかないようにしてください。夕立のあとも油断禁物です。道がすべりやすくなっていたり、川の水が急にふえていたりします。

まとめ

入道雲と夕立は夏の空のペアです。太陽の力で空気が熱くなり、上にのぼって雲をつくり、その雲が大きくなりすぎると雨や雷を落とします。
もし空に大きな白い山のような雲を見つけたら、ちょっと気をつけてくださいね。天気は一瞬で変わります。安全にそしてちょっとワクワクしながら、夏の空を楽しみましょう。

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