
工場や実験室のような場所では、目には見えないけれど体に悪い空気が出てくることがあります。そんなときに活躍するのが、局所排気装置です。
でも、「ついていれば安心」と思っていませんか?
実はこの装置、正しく使われていなかったり、古いままだったりするとかえって危険になることもあります。
今回は、局所排気装置って何なのかについてご紹介します。
たとえば実験中に出る強いにおいのガス、工場で使う薬品の蒸気などが、それにあたります。そういった空気をそのまま吸ってしまうと、体に悪い影響が出ることがあるので、装置でしっかり吸い取る必要があります。
労働安全衛生法というルールでは、有害な物質を扱う場所には局所排気装置を設置することが義務づけられています。さらに、ちゃんと空気を吸えているかどうかも、定期的に点検する必要があります。
とくに、装置の性能がきちんと保たれているかの確認はとても重要です。労働安全衛生法の第45条では、1年に1回の「定期自主検査」が義務とされており、その検査記録を3年間保存することも決められています。
たとえば、風の強さや吸い込みの力、部品の劣化などをしっかりチェックすることで、思わぬトラブルや事故を防ぐことができます。
たとえば、吸い込みの力が弱くなっているのに気づかないということがあります。ホコリがたまっていたり、ファンの力が落ちていたりすると、見た目は動いていても、空気をうまく吸えていないことがあるんです。
また、ダクトがつまっていると、せっかく吸い込んだ空気も外に出せません。配管の中に異物がたまってしまうと、装置そのものが故障する原因にもなります。
さらに、排気の方向や場所が適切でないケースもあります。たとえば、吸った空気が別の作業エリアに流れてしまえば、別の場所で有害な空気を吸ってしまうことも。
使い方を間違えていることもよくあります。吸い込み口に物を置いてふさいでしまったり、装置を動かすのを忘れたりしていては、意味がありません。
そして最後に、古いままの装置をそのまま使い続けること。古い機械は基準を満たしていないこともあり、今のルールに合っていない場合もあるので注意が必要です。
では、どうすれば安全に使い続けられるのでしょうか。まずは、きちんと吸えているかを確認すること。風の強さを測ったり、吸い込み口のまわりにホコリがたまっていないかを見たり、点検が大切です。
使う人への教育も忘れてはいけません。「この場所はふさがないように」「スイッチはこうやって入れる」といったルールを、みんなが知っていることが大切です。そして、点検の結果は記録に残しておきましょう。あとで振り返るときに役立ちます。
たとえば、作業環境測定士や労働衛生の専門家は、装置の種類や設置場所、使い方などをトータルでチェックしてくれます。自分たちでは気づけなかった問題が見つかることもあるので、安全を守るうえでとても心強い存在です。
また、定期自主検査は厚生労働省の指針に基づいて行う必要があるため、専門家に依頼することで、より確実で安心な検査が行えます。
弊社は名古屋で業務用エアコンや排気設備などをはじめとした空調設備の設計や機器(能力)選定・工事・定期点検・修理メンテナンスを一貫して行っており各実績もありますので局所排気装置やその他空調設備に対して皆様が抱えている「わからない」があれば是非一度ご相談ください。
でも、「ついていれば安心」と思っていませんか?
実はこの装置、正しく使われていなかったり、古いままだったりするとかえって危険になることもあります。
今回は、局所排気装置って何なのかについてご紹介します。
局所排気装置ってなに?
局所排気装置は、有害なガスや煙、細かい粉などをすばやく吸い取って、空気をきれいにするための機械です。たとえば実験中に出る強いにおいのガス、工場で使う薬品の蒸気などが、それにあたります。そういった空気をそのまま吸ってしまうと、体に悪い影響が出ることがあるので、装置でしっかり吸い取る必要があります。
法律ではどうなっているの?
この装置、実は「つけたほうがいい」ではなく、「つけなければならない」と法律できまっています。労働安全衛生法というルールでは、有害な物質を扱う場所には局所排気装置を設置することが義務づけられています。さらに、ちゃんと空気を吸えているかどうかも、定期的に点検する必要があります。
とくに、装置の性能がきちんと保たれているかの確認はとても重要です。労働安全衛生法の第45条では、1年に1回の「定期自主検査」が義務とされており、その検査記録を3年間保存することも決められています。
たとえば、風の強さや吸い込みの力、部品の劣化などをしっかりチェックすることで、思わぬトラブルや事故を防ぐことができます。
実はひそんでいる、5つのリスク
局所排気装置があると安心してしまいがちですが、使い方や管理のしかたをまちがえると、思わぬリスクにつながります。たとえば、吸い込みの力が弱くなっているのに気づかないということがあります。ホコリがたまっていたり、ファンの力が落ちていたりすると、見た目は動いていても、空気をうまく吸えていないことがあるんです。
また、ダクトがつまっていると、せっかく吸い込んだ空気も外に出せません。配管の中に異物がたまってしまうと、装置そのものが故障する原因にもなります。
さらに、排気の方向や場所が適切でないケースもあります。たとえば、吸った空気が別の作業エリアに流れてしまえば、別の場所で有害な空気を吸ってしまうことも。
使い方を間違えていることもよくあります。吸い込み口に物を置いてふさいでしまったり、装置を動かすのを忘れたりしていては、意味がありません。
そして最後に、古いままの装置をそのまま使い続けること。古い機械は基準を満たしていないこともあり、今のルールに合っていない場合もあるので注意が必要です。
では、どうすれば安全に使い続けられるのでしょうか。まずは、きちんと吸えているかを確認すること。風の強さを測ったり、吸い込み口のまわりにホコリがたまっていないかを見たり、点検が大切です。
使う人への教育も忘れてはいけません。「この場所はふさがないように」「スイッチはこうやって入れる」といったルールを、みんなが知っていることが大切です。そして、点検の結果は記録に残しておきましょう。あとで振り返るときに役立ちます。
プロに見てもらうのも一つの方法
「ちゃんと点検しているつもりだけど、これで合ってるのかな?」と不安になることもありますよね。そんなときは、外部の専門家にチェックしてもらうのもおすすめです。たとえば、作業環境測定士や労働衛生の専門家は、装置の種類や設置場所、使い方などをトータルでチェックしてくれます。自分たちでは気づけなかった問題が見つかることもあるので、安全を守るうえでとても心強い存在です。
また、定期自主検査は厚生労働省の指針に基づいて行う必要があるため、専門家に依頼することで、より確実で安心な検査が行えます。
弊社は名古屋で業務用エアコンや排気設備などをはじめとした空調設備の設計や機器(能力)選定・工事・定期点検・修理メンテナンスを一貫して行っており各実績もありますので局所排気装置やその他空調設備に対して皆様が抱えている「わからない」があれば是非一度ご相談ください。