何が原因でオゾン層が破壊されるのか

環境問題で取り上げられるオゾン破壊。1980年代にはオゾンホールが観測されました。また、自然環境だけではなく人体への影響も懸念されることから世界的な問題として取り上げられています。

オゾン層とは

オゾン層は、酸素原子3個からなる気体の「オゾン」が成層圏と呼ばれる約10~50kmまでの上空に集まってできている層のことです。

大気中のオゾンの90%が成層圏に存在しておりその中でもオゾンが多い層を「オゾン層」と呼びます。

オゾン層の役割

オゾン層には人間や動植物にとって有害な紫外線を吸収する役割があります。紫外線は太陽から放出される電磁波の一つです。
紫外線にはいくつか種類があり、中には生物に悪影響を及ぼすものもあります。その悪影響を及ぼす紫外線をオゾン層が吸収し地上に届くのを少なくしてくれています。

何がオゾン層を破壊しているの?

オゾン層を破壊している主な原因は、クロロフルオロカーボン(CFC)をはじめとする「フロン」です。
フロンは人間が生み出した物質で自然界には存在していませんでした。

1928年にフロンが開発されて以来、冷蔵庫やエアコンの冷媒として広く使われていました。1974年アメリカの化学者フランク・シャーウッド・ローランドがフロンはオゾン層を破壊すると指摘しました。しかし、フロンを規制すれば経済に大きな影響があるとされ大規模な対策をとることはありませんでした。

1982年日本の南極観測隊が南極上空のオゾン層が極端に減少していることを確認しました。イギリスの観測所も同様の報告をし、問題の深刻さが明らかになりました。上空のオゾン層に穴が開いたように見えることからこの現象を「オゾンホール」と呼ばれています。

オゾンホールは、オゾン層の破壊が進むにつれて大きく現れるようになりました。1980年~1990年半ばにかけて急激に大きくなり、それ以降も毎年大きくなっています。

オゾン層が破壊されると・・・。

オゾン層の役割で紹介した通り、オゾン層は有害な紫外線を吸収してくれる役割があります。
そのため、オゾン層が破壊されると地上に降り注ぐ紫外線が増え地球上の生物に悪影響を及ぼします。

人体に与える影響として皮膚がんや白内障などの病気の発症、免疫機能の低下などがあります。また、動植物の成長を妨げたりプラスチックが劣化するなどの影響もあります。

オゾン層保護のための取り組み

オゾン層を守るための国内外の取り組みをご紹介します。

オゾン層の保護のためのウィーン条約

「オゾン層の保護のためのウィーン条約」は国連環境計画(UNEP)が中心として1985年3月に定められた条約です。

この条約ではオゾン層を保護するため以下の3つが求められています。
・オゾン層の変化により生ずる悪影響から人の健康および環境を保護するために適当な措置をとること
・オゾン層保護のための研究および組織的観測などに協力すること
・法律や科学および技術などに関する情報を交換すること

オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書

1987年9月に採択された「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」は、ウィーン条約に基づいてオゾン層を破壊する物質に対する具体的な規約を定めたものです。
この議定書では、5種類の特定フロンと3種類の特定ハロンの生産量を削減することが合意されました。

オゾン層保護法

日本では、上記の2つに加え1988年に国内法として「オゾン層保護法」が制定されています。

・特定物質の生産量および消費量の基準限度など、オゾン層保護に関する基本的事項を公表する
・特定物質の製造数量などを規制する
・/特定物質の使用事業者による排出抑制・使用合理化を行う
・オゾン層および大気中の特定物質の濃度状況の観測および監視をする

この法律では、モントリオール議定書で規制の対象とされている物質が特定物質として指定されています。

フロン回収・破壊法

オゾン層保護法によってオゾン層を破壊する物質の生産が全廃されています。
しかし、すでにエアコンや冷蔵庫等の冷媒に使われているフロンもあります。そのため、各機器を破棄するときなどに大気中に放出するのを防ぐため「フロン回収・破壊法」が2001年に制定されました。

この法律では、機器を破棄するときにフロンを適切に回収・破壊することなどが義務付けられています。

まとめ

私たちの生活大切なオゾン層。そのオゾン層を破壊するフロンを適切に処理して環境を守ることが大切です。

環境を守るためにも私たちができることをしましょう。例えば、会社や工場などで使われているエアコンや冷蔵庫は地球にやさしいものを使用しているか確認してみるのもいいかもしれません。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。
エアコンの調子が悪い、移設をしたいなどお気軽にお問い合わせください。

業務用エアコン、工事についてのご相談・お見積りは無料です。

どこに頼んだらいいか分からない空調工事・メンテナンスはお任せください。

お電話でのお問い合わせ

 052-692-3565

9:00~18:00 (土・日・祝日を除く)

メールでのお問い合わせ