二酸化炭素とは
炭素や炭素の化合物が完全燃焼をしたときや動植物の呼吸の時などにできる気体で、炭酸ガス、無水炭酸ともいいます。二酸化炭素の性質
無色無臭で二酸化炭素自身に燃える性質はありません。また、ほかのモノが燃えるのを助ける性質もありません。石灰水に入れると、炭酸カルシウムができて白く濁ります。水によく溶け水容積は炭酸水と呼ばれ弱酸性を示します。
二酸化炭素が固体になるとドライアイスになります。
環境への影響
石油や石炭の大量消費などで大気中の二酸化炭素濃度が増加しています。これは地球の温室効果※を強め、地球温暖化という問題をひきおこします。そのため、二酸化炭素の排出が少ない燃料への変更やエネルギーの効率的な活用、二酸化炭素の吸収源となる直物や熱帯林の保護など各国様々な方法で二酸化炭素を減らす行動をしています。
※温室効果とは、地球が太陽から受けたエネルギーを宇宙空間へ放出する過程で、大気中の二酸化炭素などの期待がエネルギーを吸収することにより、地球がほぼ一定の温度に保たれることをいいます。
活用方法
温暖化の鯨飲とされてきた二酸化炭素をエネルギーや資源として活用するカーボンリサイクルという考え方があります。エネルギーや資源として活用することで二酸化炭素排出量を少なくします。
二酸化炭素の利用が想定されている分野は…。
化学品
ウレタンやプラスチックの一種でCDなどにも使われているポリカーボネートといった「含酸素化合物」への利用が考えられています。燃料
光合成をおこなう小さな生物「微細藻類」を使ったバイオ燃料やバイオマス由来のバイオ燃料が二酸化炭素の利用先と考えられています。鉱物
コンクリート製品やコンクリート構造物への利用が考えられています。コンクリート製品などを製造する際にその内部に二酸化炭素を吸収させます。そのほか
バイオマス燃料とCCSを組み合わせる「BECCS」や海の海藻や海草が二酸化炭素を取り入れることで改定に二酸化炭素が貯留する「ブルーカーボン」などが考えられています。これらの二酸化炭素を吸収し貯蔵する技術は「ネガティブ・エミッション」と呼ばれています。まとめ
二酸化炭素はドライアイスや消火器などの消火剤にも使われています。地球温暖化が悪化する原因とされている二酸化炭素ですが、様々なことに使用することも考えられていましたね。地球上で増加してしまった二酸化炭素を有意義に使用して地球温暖化を止めていきたいですね。
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