フロン点検記録は何年保存?工場で必要な管理方法

工場では、業務用エアコンや冷凍機などさまざまな設備が使われています。こうした設備の多くには「フロン」というガスが使われています。このフロンは便利なガスですがきちんと管理することが法律で決められています。
しかし実際の現場では、

「フロン点検の記録って何年保存すればいいの?」
「工場ではどこまで管理すればいいの?」

といった疑問を持つ担当者の方も少なくありません。
フロン管理は、工場の監査や行政の確認でもチェックされることがあります。もし記録が残っていないと管理ができていないと判断されてしまうこともあります。
この記事では、フロン点検記録の保存年数と工場で行っておきたい管理方法についてご紹介します。

フロン排出抑制法とは

フロン排出抑制法とは、フロンガスが大気中に漏れることを防ぐために作られた法律です。
フロンガスは、エアコンや冷凍機などを冷やすために使われているガスです。ただし、このガスが空気中に漏れてしまうと地球温暖化に影響するといわれています。
そのため、この法律では企業や工場に対してフロンが入っている設備をきちんと管理することを求めています。
例えば、設備の点検を行うことやフロンが漏れていないかを確認すること、そして点検や修理の記録を残すことなどが決められています。
つまり、フロンが入っている機器を使う企業には、定期的な点検と記録管理の義務があるということです。

フロン点検記録は何年保存が必要?

フロン排出抑制法では、点検や整備の記録を機器を廃棄したあと3年間保存することが義務付けられています。
例えば、次のような内容は記録として残しておく必要があります。

・いつ点検を行ったのか
・どの設備を点検したのか
・フロン漏えいがあったかどうか
・修理やガス補充を行った内容

これらの記録は、紙の書類で保存しても問題ありませんし、パソコンのデータで管理しても問題ありません。ただし、必要になったときにすぐ確認できる状態にしておくことが大切です。
工場では設備の数が多いこともあり、点検記録がバラバラになってしまうケースもあります。そのため、設備ごとに管理表を作るなど整理して保管しておくと安心です。

保存しない場合のリスク

フロン点検の記録を保存していない場合、いくつかのリスクがあります。
まず考えられるのが行政からの指導です。フロン排出抑制法は法律のため、管理が不十分だと改善を求められることがあります。
また、工場監査やISO監査などの際にも確認されることがあります。点検を実施していても記録が残っていなければ証明することができません。
さらに、設備トラブルが発生したときにも記録は重要になります。過去の点検履歴がわかれば原因を調べやすくなりますが記録がないと対応が難しくなることがあります。
こうした理由からもフロン点検の記録はきちんと残しておくことが大切です。

フロン漏えい点検の対象になる設備

フロン漏えい点検の対象になるのは、主に業務用の冷凍空調機器です。
例えば、次のような設備が該当します。

業務用エアコン
冷凍機
冷蔵設備
チラー(冷水機)

工場では、天井に設置された大型エアコンや製造設備を冷やすための冷却機器などが対象になることが多いです。
家庭用エアコンは通常この法律の対象にはなりませんが、業務用の大型設備は管理義務があります。そのため、まずは自社の設備の中に対象機器があるかを確認してみてください。

工場で必要なフロン管理の基本

工場でフロン管理を行うときは、まず設備の把握から始めます。
どの設備にフロンが入っているのかを整理し、設備一覧を作っておくと管理がしやすくなります。
そのうえで、設備の状態を日常的に確認していきます。例えば、異音がしていないか冷え方に問題がないかなど、普段の運転状態をチェックします。
さらに、定期的な点検も必要になります。設備の能力によっては、専門業者によるフロン漏えい点検が必要になる場合もあります。
そして、その結果を点検記録として残していきます。この基本的な流れを続けることでフロン管理を適切に行うことができます。

フロン点検記録の具体的な管理方法

フロン点検記録の管理方法にはいくつかの方法があります。
一つは、紙の管理表を使う方法です。設備ごとに点検内容を書き込み、ファイルとして保管します。多くの工場で今も使われている方法です。
もう一つは、エクセルなどを使ってデータで管理する方法です。パソコンで管理できるため、過去の記録を探しやすくなるというメリットがあります。
最近では、設備管理システムを使って点検記録をまとめて管理する企業も増えています。点検スケジュールの管理もできるため、担当者の負担を減らすことができます。
どの方法を選ぶ場合でも、誰が見ても内容が分かる状態で整理しておくことが大切です。

フロン点検を専門業者に依頼するメリット

フロン点検は自社で管理することもできますが専門業者に依頼する企業も多くあります。
専門業者に依頼することで法律に沿った点検を確実に行うことができます。フロン管理には細かなルールがあるため、知識がないと判断が難しい場面もあります。
また、点検記録の作成方法や管理方法についてアドバイスをもらえることもあります。設備が多い工場では、こうしたサポートが役立つことも少なくありません。
さらに、フロン漏えいを早い段階で見つけることで大きな設備故障を防げる可能性もあります。

まとめ

フロン点検記録は、機器を廃棄したあと3年間保存することが法律で定められています。
工場では設備の数が多く、管理が大変に感じることもあるかもしれません。しかし、設備一覧を作り、点検記録を整理しておくことで管理はずっとスムーズになります。
また、監査や行政対応の際にも安心して対応することができます。
フロン管理は特別に難しいものではありません。基本的なルールを理解し、日々の点検と記録を続けていくことが大切です。もし管理方法に不安がある場合は、専門業者に相談するのも一つの方法です。
設備を安全に使い続けるためにも、フロンの適切な管理を心がけていきましょう。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。また、フロン類の回収や局所排気装置の点検も行っています。
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