漏えい点検って何をするの?

みなさんは「漏えい点検」という言葉を聞いたことがありますか?
普段の生活ではあまり耳にしないかもしれませんが、実は私たちの暮らしを安全に守るうえでとても大切な作業です。特にお店や工場、ビルなどで使われているエアコンや冷蔵庫にはガスが入っていて、そのガスが外に漏れないように点検する必要があります。

では、漏えい点検とは具体的にどのようなことをしているのでしょうか。

漏えい点検とは

漏えい点検とは、機械や設備から冷媒ガスが漏れていないかを確認する作業です。
冷媒ガスはエアコンや冷蔵庫を冷やすために必要ですが、漏れてしまうと環境を汚してしまったり、機械が故障したりする原因になります。そのため、専門の人が定期的に点検して、安心して使える状態を保ちます。

なぜ漏えい点検が必要なのか

冷媒ガスが漏れると、地球温暖化につながることがあります。また、機械の冷却効率が下がって電気代が余計にかかることもあります。
さらに、放置すると機械そのものが壊れて、大きな修理や交換が必要になることもあります。このような理由から、漏えい点検は「環境を守ること」と「機械を安全に長く使うこと」の両方にとって欠かせない作業です。

どんな機械の漏えいを調べるのか

漏えい点検の対象は、業務用の冷凍・空調機器で使われるフロン類の冷媒ガスです。具体的には、ビルの大型エアコンやスーパーの冷蔵庫、工場の冷凍設備などです。
家庭用エアコンや自動車のエアコンなどは法律上の点検義務の対象外となっています。

漏えい点検の方法

漏えい点検には、簡易点検と定期点検の2種類があります。
簡易点検は主に目で見て異常がないかを確認する方法です。定期点検では専門資格を持った人が直接法や間接法などの方法を使って、より詳しく調べます。

目視チェック(簡易点検)

配管の接続部分や機械まわりに油のにじみや汚れがないかを確認します。ガスが漏れると油や汚れが付くことがあるため、目で見て異常がないかをチェックすることが大切です。

間接法(定期点検)

機械の温度や圧力の変化を測定して、ガスが漏れていないかを調べます。目に見えないガスでも、機械の動きや数値の変化から漏れを予測できます。

直接法(定期点検)

専用のガス検知器や蛍光剤を使って、冷媒ガスが漏れていないか直接確認します。微量の漏れでも見つけられるので、より正確に安全性を確認できます。

記録と報告

点検した結果は必ず記録しておきます。どの部分を調べ、どんな結果だったのかを残すことで、あとから問題が起きてもすぐに対応できます。 また、法律で定められた一定量以上の漏えいがあれば、国や自治体への報告も必要です。

まとめ

漏えい点検とは、冷媒ガスが漏れていないかを確認する大切な作業です。簡易点検や定期点検を組み合わせることで、安全性を確保し、環境への影響を減らし、電気代や修理費も抑えることができます。
法律で定められた点検を専門家が行うことが、安全と環境保護の両方につながります。もし漏えいの可能性を感じたら、迷わず専門業者に相談しましょう。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。また、フロン類の回収も行っています。
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