どんなところで局所排気装置が使われているの?

局所排気装置って何か知っていますか?
実は作業者を守るとても大切な装置なんです。

今回は、局所排気装置がどこで使われているかご紹介します。

局所排気装置ってなに?

局所排気装置とは、有害なガスや粉塵などが発生する場所でそれらの有害物質を吸い込んで、外に排出する装置のことです。

例えば、工場で溶接をしている時に出る煙を想像してみてください。
これらの有害な物質をそのままにしておくと、作業をしている人の健康を害したり、周囲の環境を汚染したりする可能性があります。局所排気装置は、そんな危険を未然に防ぐために使われる装置です。

なぜ必要なの?

局所排気装置は、作業環境における有害物質の発生源から直接、汚染された空気を捕集し、排気することで、作業者の健康と環境を守るために不可欠な装置です。

作業者の健康を守るため

呼吸器系疾患の予防

粉塵、ガス、フュームなどの有害物質を吸入すると、肺がん、じん肺、気管支炎などの呼吸器系疾患を引き起こす可能性があります。局所排気装置は、これらの物質を発生源から迅速に除去し、作業者の呼吸器を保護します。

アレルギー症状の軽減

有害物質は、アレルギー反応を引き起こす原因となることもあります。皮膚炎、鼻炎、喘息などのアレルギー症状を悪化させないためにも、局所排気装置の導入は有効です。

作業効率の向上

有害物質による健康被害の不安は、作業者の心理的な負担となり、集中力の低下やミスにつながる可能性があります。快適な作業環境を提供することで、作業効率の向上を図ることができます。

環境を守るため

大気汚染の防止

有害物質が空気中に放出されると、大気汚染の原因となり、地球温暖化や酸性雨などの環境問題を引き起こす可能性があります。局所排気装置は、有害物質を大気中に放出する前に回収し、環境への負荷を軽減します。

周辺住民への影響の低減

工場や作業場から排出される有害物質は、周辺住民の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。局所排気装置を導入することで、周辺環境への影響を最小限に抑えることができます。

法規制への対応

多くの国や地域では、作業環境における有害物質の排出量を規制する法律があります。局所排気装置は、これらの法規制への対応に不可欠な設備です。

どんな場所で活躍しているの?

冷房

局所排気装置は、様々な場所で活躍しています。

・工場: 金属加工、塗装、溶接など、有害な物質が発生する作業現場
・実験室: 化学薬品を取り扱う実験室
・病院: 滅菌室など、感染症予防のために清潔な環境が必要な場所
・飲食店: 厨房など、油煙や調理臭が発生する場所
・木工所: 木くずや粉塵が発生する作業現場

まとめ

局所排気装置は、意外と身近なところで使われていましたね。

点検は法律でやらなければならないと定められているので、局所排気装置がうまく作動していない、点検をしていないなどありましたら一度、弊社にご相談ください。

弊社は名古屋で業務用エアコンや排気設備などをはじめとした空調設備の設計や機器(能力)選定・工事・定期点検・修理メンテナンスを一貫して行っており各実績もありますので空調設備や局所排気設備などに対して皆様が抱えている「わからない」があれば是非一度ご相談ください。

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