エアコンを使わない時期はコンセントを抜くべき?

季節の変わり目になると、エアコンを使う機会がぐっと減ります。
春や秋などの過ごしやすい時期には、しばらく電源を入れないという方も多いのではないでしょうか。
そんなときによく聞かれるのが、「使わないならコンセントを抜いたほうがいいの?」という疑問です。
電気代を少しでも節約したいという気持ちは理解できますが、抜き方やタイミングを間違えると、思わぬトラブルにつながることもあります。

つまり、雨の日だけの水漏れは「外の環境の影響」を受けて起こることが多いのです。

エアコンを使わない時期はコンセントを抜くべき?

結論から言うと、「抜いたほうがいい場合」と「抜かないほうがいい場合」の両方があります。

春や秋のようにエアコンを長期間使わない時期であれば、基本的にはコンセントを抜いても問題ありません。というのも、エアコンは電源を切っていてもわずかな「待機電力」が流れています。わずかとはいえ、数か月単位で見れば電気代の節約につながります。
一方で、タイマー設定や内部時計の機能を使っている場合は注意が必要です。コンセントを抜くとこれらの設定がリセットされてしまうことがあります。
また、一部の機種では内部回路が完全にリセットされることで、再起動時にエラーが表示されることもあります。お使いのエアコンの取扱説明書を確認してから判断するのがおすすめです。

コンセントを抜くことで得られるメリット

エアコンのコンセントを抜く主なメリットは、

待機電力の削減による電気代の節約
落雷などによる故障リスクの軽減

です。
待機電力はごくわずかですが、電気代を少しでも抑えたい方には効果的です。また、雷や停電などのトラブルが発生した際、電源がつながっている状態だとエアコン内部の基板がダメージを受けることがあります。コンセントを抜いておけば、そうしたリスクを防ぐことができます。
特に、夏や冬に比べて使用頻度の低い春や秋には、しばらく使わない期間を見計らって抜いておくと安心です。

抜かないほうがいいケースもある

一方で、抜かないほうがいいケースもあります。
たとえば、エアコンの内部乾燥機能や自己診断機能を使っている場合です。これらの機能は電源がつながっていることで自動的に動作することがあり、コンセントを抜いてしまうと機能しなくなることがあります。
また、再接続時に設定が初期化されたり、内部の湿気が抜けないまま長期間放置されると、カビや臭いの原因になることもあります。再設定の手間や湿気によるトラブルを避けたい方は、あえてコンセントを抜かない選択も検討してみましょう。

正しい抜き方と再接続のポイント

コンセントを抜くときは、必ずリモコンで電源を切ってから行いましょう。運転中にいきなり抜くと内部のコンプレッサーや電子部品に負担をかけてしまいます。
また、プラグやコンセント周辺にホコリがたまっていないかも確認してください。ホコリが原因で火災や接触不良が起こる可能性があるため、乾いた布で軽く拭き取るだけでも効果的です。
再び使う際は、コンセントを差し込んだ直後に冷暖房を入れず、2〜3分ほど待ってから運転を開始しましょう。内部の圧力や温度が安定してから動かすことで、エアコンへの負担を軽減できます。

まとめ

エアコンを使わない時期にコンセントを抜くかどうかは、節電を重視するか、設定や機能を維持するかで判断が分かれます。

・電気代を少しでも節約したい場合 → 抜くのがおすすめ
・設定の保持や内部機能を優先したい場合 → 抜かないほうが安心

抜く場合は電源を切ってから、再接続時には少し時間をおいてから運転を始めましょう。
季節ごとのちょっとした心がけで、エアコンを安全に長持ちさせることができます。快適な空調を保つために、ぜひこの機会にエアコンのチェックをしてみてください。

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