オフィスや店舗における業務用エアコンの騒音対策

近年、オフィスや店舗など業務用エアコンが使用される場所は増加しています。しかし、業務用エアコンは家庭用エアコンに比べて騒音が大きく、快適な環境を妨げる存在となることがあります。

騒音の種類

業務用エアコンの騒音には、大きく分けて以下の2種類があります。

* 室外機からの騒音
* 室内機からの騒音

室外機

室外に設置されるエアコンの室外ユニットです。コンプレッサーやファンなどの機械音が主な騒音源となります。室外機は、建物の壁や地面に反射して音が大きくなるため、特に夜間は騒音問題となりやすいです。

原因

・コンプレッサーの振動
・ファンの回転音
・冷媒の流れる音
・設置場所や周辺環境

室外機の騒音は、主にコンプレッサーの振動、ファンの回転音、冷媒の流れる音によって発生します。また、室外機の設置場所や周辺環境によっても音が大きく響くことがあります。

対策

・防音カバーの設置
・防音壁の設置
・低騒音室外機の導入
・設置場所の工夫

室外機の騒音対策としては、防音カバーや防音壁の設置が有効です。また、低騒音室外機の導入や、室外機の設置場所を工夫することで、騒音を軽減することができます。

室内機

室内に設置されるエアコンの室内ユニットです。ファンモーターや送風音などが主な騒音源となります。室内機は、室内空間に直接音が響くため、会話や集中作業の妨げとなることがあります。

原因

・ファンモーターの振動
・送風音
・フィルターの汚れ
・設置場所

室内機の騒音は、主にファンモーターの振動、送風音によって発生します。また、フィルターの汚れや設置場所によっても音が大きくなることがあります。

対策

・フィルターの清掃
・静音モードの利用
・低騒音室内機の導入
・設置場所の工夫

室内機の騒音対策としては、フィルターの清掃や静音モードの利用が有効です。また、低騒音室内機の導入や、室内機の設置場所を工夫することで、騒音を軽減することができます。

騒音レベルの測定方法

業務用エアコンの騒音レベルは、騒音計を使用して測定することができます。騒音計は、音圧レベルを測定する機器です。
騒音レベルの測定方法は、JIS A 1405:2019「騒音測定方法」に規定されています。測定場所は、室外機の前面1m、高さ1.2mの位置とされています。

騒音レベルは、デシベル(dB)という単位で表されます。

・一般的なオフィス環境の騒音レベル:40~50dB
・業務用エアコンの騒音レベル:50~60dB
・静音設計のエアコンの騒音レベル:40dB以下

騒音レベルが40dB以下であれば、ほとんどの人が気にならないレベルと言われています。

法令・基準

業務用エアコンの騒音に関する法令・基準としては、以下のものがあります。

・環境基本法
・騒音規制法
・工場騒音の規制に関する政令
・特定施設における環境影響評価に関する法律

これらの法令・基準では、事業者に対して、騒音の発生抑制や低減のための努力義務が課されています。

まとめ

業務用エアコンの騒音は、種類、原因、対策、測定方法、法令・基準を理解することで、効果的に対策することができます。
快適な環境を実現するために、本記事を参考に、適切な対策を講じてください。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。適切な業務用エアコンが分からないときはぜひご相談ください。最適な業務用エアコンをご提案させていただきます。

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