室外機にお湯をかけるとどうなるの?

冬の朝、エアコンをつけたのに部屋がなかなか暖まらず、室外機を見てみたら白く凍っていた、という経験はありませんか。
「お湯をかけたら早く溶けるかも」と、考えたことがある方もいると思います。
急いでいるときほど、すぐできそうな方法に頼りたくなりますよね。ですが、その行動が思わぬ故障につながることもあります。

室外機にお湯をかけるとどうなる?

室外機にお湯をかけると、表面についている霜や氷はたしかに溶けます。そのため、その場では動き出したように見えることもあります。ただ、これは一時的なもので、根本的な解決とは言えません。
特に熱いお湯をかけてしまうと、室外機の中の部品が急な温度の変化に耐えきれず、傷んでしまうことがあります。見た目では分からなくても、あとから不具合が出てくるケースも少なくありません。

なぜ「お湯をかけると良い」と言われるのか

この話が広まった理由はとてもシンプルです。
冬になると室外機が凍って動かなくなることがあり、その氷を溶かせば直ると思われているからです。実際、氷が原因で調子が悪くなることはあります。ただ、最近のエアコンには霜を自動で取る仕組みが備わっているため、しばらく待つだけで自然に回復することがほとんどです。人が無理に手を出す必要は、あまりないのが実情です。

室外機にお湯をかけることで起こる主なリスク

一番の問題は、急な温度変化です。冷え切った金属に熱いお湯をかけると、部品が伸びたり縮んだりして、負担がかかります。また、水分が内部に入り込むことで、電気のトラブルにつながることもあります。
さらに、昼間に溶けた水が夜に再び凍り、前よりも分厚い氷になることもあります。良かれと思ってやったことが、逆に状態を悪くしてしまうこともあるのです。

霜取り・凍結時に正しい対処法とは

室外機が凍っているように見えたら、まずは慌てずに様子を見ることが大切です。暖房をつけたままでも、一時的に止まって霜取り運転に入ることがありますが、これは故障ではありません。
どうしても気になる場合でも、熱湯は使わないでください。
基本的には専門業者に任せるのが一番安心です。

業務用エアコンは自己判断での対処が危険な理由

業務用エアコンは家庭用と違い、大きくて仕組みも複雑です。設置場所も屋上や高い位置が多く、作業そのものが危険な場合もあります。自己判断でお湯をかけた結果、修理が大がかりになってしまったりすることもありえます。
業務用の場合は「少し様子を見る」か「すぐ相談する」くらいが、ちょうど良い対応と言えます。

名古屋で多い室外機トラブル事例

名古屋は雪が少ない地域ですが、冬の冷え込みは意外と厳しい日があります。夜のあいだにたまった水が朝方に凍り、室外機が動かなくなるケースは珍しくありません。特に日陰や風通しの悪い場所では起こりやすい傾向があります。こうしたトラブルも、無理な対処をするとかえって長引いてしまうことがあります。

故障を防ぐために日常でできる点検ポイント

日ごろから、室外機のまわりに物を置かず、空気の通り道をふさいでいないかを見るだけでも違います。落ち葉やゴミがたまっていないか、ときどき確認するのも大切です。
音や動きにいつもと違う様子を感じたら、早めに点検を依頼することで、大きな故障を防ぐことにつながります。

まとめ

室外機にお湯をかけると、その場では直ったように見えることがありますが、特に熱いお湯は故障の原因になりやすい行為です。
エアコンには自動で霜を取る仕組みがあるのでお湯をかけなくても大丈夫です。とくに業務用エアコンは、自己判断での対応はリスクが高くなるので無理をせず、困ったときは専門業者に相談することが、結果的に一番安心な方法です。

弊社は、名古屋で業務用エアコンの清掃やメンテナンス・修理、設置を行っています。また、フロン類の回収も行っています。
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