ヒートポンプのことを知らない人が多いと思いますが、身の回りにあるエアコンや冷蔵庫、エコキュートなどにも利用されている省エネ技術です。
今回は、ヒートポンプとは何かをご紹介します。
ヒートポンプとは
ヒートポンプは、空気中の熱(ヒート)をポンプのように汲み上げて必要な場所に移動させる技術です。簡単に言うと空気の「熱」を集めて移動させる技術です。
そもそも「熱」って何?
熱は、空気と同じで目に見えません。しかし、熱が移動することで存在を感じることができます。
熱の高い温度から低い温度へ移動するという性質を利用して実験をしてみましょう。
熱いスプーンと冷たいスプーンを重ねるとどうなる?
熱いスプーンと冷たいスプーンを重ねてみましょう。
どうなりましたか?
冷たいスプーンのほうが温かくなっていませんか。それは、熱が冷たいスプーンへ移動したからです。
熱の移動は、2つのスプーンの温度が同じになるまで続きます。
ヒートポンプについてわかってきたと思います。次は、エアコンでどう使われているかをご紹介します。
ヒートポンプはエアコンでどう使われているの?
暖房時は、室外の熱を集め室内に移動し、室内の空気に熱を渡します。暖房を使うときは、寒い時ですよね。外は寒いのに熱があるの?と疑問に思いませんか。
実は、-15℃の空気にも熱はあります。
では、熱はどうやって移動しているのでしょうか。
「熱」はどうやって移動しているの?
熱を運んでいるのは、冷媒といわれる物質です。
熱がもつ高い温度から低い温度へ移る性質を使い、冷媒を冷やしたり温めたりして室外機と室内機の間を行き来し、熱を運んでいます。
例えば、お風呂に入ると温まりますよね。お風呂から出てもぽかぽか。でも、部屋に移動して少し経つと体が冷えてきませんか?
それが、熱を運ぶということです。
ヒートポンプは、なぜ省エネなの?
最初にヒートポンプは、省エネ技術と紹介しましたがなぜ省エネなのでしょうか。
それは、熱を作るより集めて運んだほうがエネルギーが少なく済むからです。
火おこしで火を起こすのは、すごく疲れますよね。でも、火のついているところから火をもらうのは、疲れませんよね。
それと同じことが、ヒートポンプでも起こっています。
空気中にある熱を部屋に移動させることで少ないエネルギーで温めることができます。なので、省エネなのです。
ヒートポンプについてご紹介しました。ヒートポンプは何か気になった際は思い出してみてください。
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