簡単に言うとEHPは電気で動き、GHPはガスで動きます。
では、EHPとGHPのメリットは何でしょうか。
今回は、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
GHP
GHPは、Gass engine driven Heat Pumpの略でガスを熱源として高効率のガスエンジンでコンプレッサー(圧縮機)を駆動させて冷暖房を行う機器です。
メリット
パワフル・スピード暖房
ガスエンジンの排熱をフルに使用するので、安定した暖房能力と立ち上がりが早い暖房が実現します。
また、排熱を使用しているので外気温が下がっても快適に暖房を使用することができます。
イニシャルコストの削減
GHPは、受変電設備が必要ありません。なので、設置費や設置場所がいらなくなります。
ランニングコスト
電気に比べて安いガスを使用するためランニングコストが低くなります。さらに、電力消費量が少ないため電力デマンドを抑えることができます。
デメリット
定期点検が必須
快適な冷暖房運転をするために定期的な点検が必要です。
メーカーや商品によって違いますが、GHPはだいたい4000時間ごとに点検を行うことになっています。点検個所は、外からは見えないエンジンや圧縮機などです。
普段からフィルターの掃除は必要です。長く使っていくうちに汚れがたまって臭いやカビ、性能不良の原因となります。
なので、定期的な点検、クリーニングが必要です。
メンテナンスが必須
例えば、エンジンの運転を安定させるために使用しているスパークプラグという部品は、使用していくうちに性能が落ちる部品なので、定期的に交換をしなければいけません。
他にも複数、定期的に交換をしなければいけない部品があります。
なので、GHPの運転を維持するためのメンテナンスが必須な空調システムになっています。
EHP
EHPとは、Electric Heat Pumpの略で電気モーターでコンプレッサーを駆動させる機器です。
メリット
電気代のみでいい
GHPはガスと電気代がかかりますが、EHPは電気代だけで動かすことができます。
ガス配管工事がない
ガス配管の工事が必要ないため、施工が早く終わることができます。
デメリット
基本電気料金がGHPより高い
電気で動いているので、契約電力が高くなります。さらに、使いすぎると電力デマンドを超えてしまう可能性があるので、注意が必要です。
霜取り運転がある
冬になり寒くなると霜取り運転を行います。
霜取り運転を行っている間は暖房が止まるため寒くなる可能性があります。
業務用エアコンの能力(馬力)についてご紹介しました。業務用エアコンを選ぶときの1つの目安として覚えておいてください。
弊社は、名古屋で空調機の設置・点検・修理などを行っております。今まで現場で培ってきた知識と経験から最適な能力(馬力)を選定させていただきます。